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私が生きている理由。

第5章 再会


でも、今は風間さんに出してもらえてよかったと思ってる。でなければ私は、新選組の皆さんと出会っていなかったし千鶴さんと出会うこともなかった。そこは感謝すべきところ。
「…屯所討ち入りを企てているのは薩摩藩だとは聞いていましたが風間さんはこんなところで私といてもいいんですか?天霧さんも見当たらないし…。」
「天霧はこの件には関与していない。あいつは無駄な争いを嫌うからな。わからなくもないが。」
よくそんなこと言えますね。風間さん、絶対戦闘狂だと思う。
「お前こそ、このような場所にいてもいいのか。」
「………どうやら私の出る幕はないみたいですから。」
「…山崎流忍法畳返し!!…………」
遠くで千鶴さん、山崎さんの声が聞こえる。きっともうすぐ土方さんたちが合流する頃だし、私はここにいても大丈夫そうだ。
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