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私が生きている理由。

第5章 再会


島原へ密偵として千鶴さんと赴く。こうした色街は歩き慣れない。人間がたくさんいるし、厳しい規律が存在するようだ。………ここか。
「結ちゃん、地図によると、ここみたいだよ。」
「はい。」
角屋……。ここが。島原の有名な飲み屋。新選組もよく使っているとか、原田さん、永倉さんに聞いた。
「…あぁ、あんたはんがたどすか?土方はんが言うとった密偵言うんは。」
「はい!土方さんのお知り合いの芸子さんって君菊さんのことだったんですね。」
君菊…?
「千鶴さん、お知り合いですか?」
「少しだけ。少し前に幹部の皆さんと来た時にお世話になって、とても優しい方なの。」
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