第7章 挽回
「お疲れ様です、丸山さん。
マイク回収しても良いですか?」
「おん、ええよ。
花音ちゃんもお疲れ様。
今日の花音ちゃん、凄い楽しそうで一緒にやってる僕も楽しくなったわぁ」
「そうですか?
でも、とても楽しかったです」
「そうやろ!
あの花音ちゃんの笑顔、僕むっちゃ好きやもん。
可愛ええ」
「あ、ありがとうございます」
なんだか今日は、色んな意味でドキドキする1日だなぁ。
意味が違うとしても、好きって単語にはドキドキしてしまう。
「今日はありがとうございました。
じゃあ…」
「おん。こっちこそ、ありがとうな」
丸山さんと別れ、最後に安田さんの元へ向かう。
安田さんは、帰るのがゆっくりだから最後で良いって言ってくれた。