第4章 フラグと新たなルール
『って事で俺は琉亜君と回ることになったが……』
『自由過ぎでしょ!?』
「えー?こんなの普通ですよ?」
確かに琉亜君の性格上からして、そんな感じがする
「それにしても……先輩に聞きたいこと合ったんすよねー」
『何かな?』
「先輩って本当にトリップして来たんすか?」
『そうだよ?』
「じゃあ何で、さっきみたいな判断とか出来るんっすか?」
『あー!ドアの時の事だね』
琉亜君は頷いた
「明らかにこの世界を知ってるように見えたんですけど、何か関係があるんですか?」
確かにさっき、明らかに知ってるアピールしてしまったからな……
でも、ゲームだからって言えないんだよな……
「もしかして、先輩が皆をここに越させたんっすか?」
『そ、それは誤解だよ!!』
「じゃあ何でこの世界の事や、俺らの事知ってるんですか?明らかに不自然でしよ?」
『えっとね……君は信じるか、分からないと思うけど……トリップする前の俺にとってこの世界はゲームなんだ……よくあるパソコンゲーム……』
「パソコンゲーム?良くあるネットのっすか?」
『そう!』
「ふーん、まあ少しは信じますよ」
『信じてくれんの!?』
「まあ……ほんの10%ですけどね?」
『ありがとう!琉亜君』
「別にお礼をされる程じゃないと思うんすけど?」
『まあ!有り難く受け取って置いて!』
「変な人……」
こうして俺らは資料探しへと向かった