第1章 下野さんに憧れて
~~~~~~っ!
今日もかっこいいです陸くんっ!
とある乙女ゲームをやりながら、私はベッドの上で恒例になりつつある、赤面をしながら足をバタバタさせる動きを繰り返していた。
陸くんとは、いま私がすっごく好きな乙女ゲームのプリンス様←
そう、中学の頃に乙女ゲームにすっかりはまってしまい、それからはゲームの虜。
なんといってもあの声優さん、下野くんが出ているゲームは最高!
イケボだし、かっこいいし、かわいいし。
私が本気で声優を目指すきっかけになったのも、下野くんが居たからだ。
彼が私を本気にさせてくれた。
私の永遠の憧れだった。
ーーーーそう、憧れだった。