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【恋の乱】才蔵さんの嫉妬【R18 裏】

第1章 ※



私が自室で彦兄ぃにおかゆを食べさせていると
廊下からドタドタという足音が聞こえてきた。

「あやね !開けるぞ!」

と障子越しに幸村様の大きな声がした。

「あ、幸村様?はい、どうぞ」

私は突然のことでびっくりしつつも、
幸村様を部屋へ招き入れた。

寝床から起き上がっておかゆを食べている彦兄ぃと
隣で食事の介助をしている私の姿を見て幸村様が

「あれ?」

とつぶやき目を丸くしている。

「え?病人?」
「いえ、3日も何も食べていなかったとかで。
いまおかゆを。」

「いやいや、しかし、見ず知らずの男を連れ込むなど!けしからん!」
「従兄弟なんです。
彦兄ぃ、いえ、彦左と申します。
母方の従兄弟なんです。」

「はい、あやね の従兄弟の彦左です。
この度はいきなりお邪魔してしまいご挨拶もせず…
申し訳ございません。」

彦兄ぃがおかゆを傍に置き幸村様に頭を下げる。
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