第3章 光鬼と闇姫
「…………」
「桜?どうしたアルか?」
神楽達は、黙ったままの彩菜に不審に思ったらしく、声をかけた
「え?あ、ううん。何でもないよ」
彩菜は、慌てて笑顔を作った
「まあ、何かあったら、無理せず、これに」
そう言って、銀時は彩菜に名刺を渡した
「『万事屋銀ちゃん』?何でも屋ってことですか?」
「ドブ掃除からペットの散歩。金さえありゃー、何でもやるぜ」
「ふふふ。それじゃあ、いつか用があったら、お願いしようかしら」
「おう、いつでも良いぜ」
銀時は、彩菜に笑顔を向けた
変わってない、その笑顔に彩菜は安心し、その場を後にした