第24章 なりゆきって何? (ミツバ編)
ミ「今日は、楽しかったです。」
日が暮れ、もうすっかり辺りは闇に包まれてしまった。
ミ「そーちゃん、色々ありがとう。また、近いうちに会いましょう」
沖「今日くらいウチの屯所に泊まればいいのに」
ミ「ごめんなさい、色々むこうの家でやらなければならない事があって」
ほんとに総悟はお姉さんが大好きなんだなぁ・・・
ミ「坂田さんも藤間さんも、今日は色々つき合ってくれてありがとうございました」
銀「あー、気にすんな」
『私も楽しかったのでいいんです。気を使わないでください』
美人さんだなぁ・・・ほんとに・・・
沖「それじゃ、姉上。僕は、これで」
ミ「あっ・・・そーちゃん!!」
屯所に帰ろうとした総悟わミツバさんは呼びとめた。
ミ「・・・あの・・・・・・あの人は」
とたんに総悟の顔が険しくなった。瞳孔も開いてしまっている。
沖「野郎とは会わせねーぜ。今朝方も、なんにも言わず仕事にでていきやがった。薄情な野郎でィ」
それだけ言い残すと屯所へと、再び歩き出した。