第2章 (サンジ、風呂、18禁)
わしゃわしゃと景気よく泡立てて髪を洗い、流したら次は身体。
髪を洗っていた時よりももっと泡立てて身体を洗う。
こうしていれば少しは身体が隠れるだろうかと思いながら。
(あれ?でも流してから入るんだから意味無いよね。…い、いくら付き合ってるとはいえ恥ずかしいモノは恥ずかしいし、てゆーかサンジ君余裕ありすぎじゃない?なんで私ばっかりこんな恥ずかしい思いしてんの?)
「りんちゃん、背中手伝うよ」
声と一緒にザバリと水音がした。
考え事をしていたせいで返答が遅れる。
「いっ、いいよ!自分で出来るから!」
「せっかく一緒なんだからそれくらいやらせてよ」
ヒタヒタと足音がりんの背後まで近づき、
後ろから見慣れたサンジの手が伸びてきた。
「ほら、スポンジ貸して?」
ね?と優しい、低い声が耳元で聞こえる。