第4章 人生最初
へーちゃんside
・・・!ゆいが来た。
と、同時に俺の胸が高鳴る。
「へ・・・へーちゃん?」
と、震えた声で問いかけてくる。俺は
「あ・・・あぁ。い・・・いる…ぞ」
と、言う。するとゆいが
「入ってもいいですか?」
「あぁ」
スパ
ゆいが部屋の中に入ってきた
ゆいに顔を向け、自分でもわかるくらい顔が熱くなった。
赤い頭の中でただ思ったこと
“こいつ・・・こんなに可愛かったっけ・・・”
と、思っていた。
そんな事を藤堂が思っている中、沈黙が続く。
沈黙を破ったのは、意外にも藤堂だった
「・・・こっ・・・こっち、き・・・来な…よ。」
そして、小さい声で“はぃ”と言い、こっちによってくる。
そして、あぁ、今からこいつと・・・。
と、考えながら、赤くなっていた顔を更に赤くする藤堂であった。