第4章 勘定と剣術
土方さんに
“お前は、勘定をやれ”
と言われ、もう一ヶ月が経つ
一回も仕事してないよ…?
なのに、沖田さんには、毎日
“道場…行きましょ?”
って少し殺気を出して言われるから
ちょっと、怖い(ノ_・,)
あっ、来た。
すぱーーー…パタン
あ、壊れた
「陽菜さん、
道場、行きましょ?」
ほら、来た
「やだ…」
「えー、なんでですかぁ?」
「疲れる」
「…ムゥ(# ̄З ̄)」
子供かっ!!
…この、ツッコミ何回目?(泣)
「…甘味…おごりますから…」
「…別に要らん」
「えぇ…。…!ニヤァ」
沖田が、悪い笑みを浮かべて
口を開き、言った
「うわぁぁぁぁぁん!!!!
陽菜さんがぁぁー!!」
「!?」
この、奇声は、いや、叫び声は、
屯所中に響いたそうだ。
「なにが、あった?!」
土方さんが、走って私たちがいた
部屋に来て言った
「陽菜さんが、いじわるして、
僕に剣術を教えてくれないんです」
「…高橋…そんくらい…」
「…。はぁ、わかりました。」
「パァ)本当に?!嬉しいですぅ」
笑顔が、嘘っぽいんじゃ、ボケ
そして、今日も道場で、
隊士達に剣を教えちゃうんだよね。
ついでに…みたいな、おまけ的な感じで
「はぁ、だる」
と、誰にも聞こえない声で呟いた