第2章 見た目。
渋谷くんの言う通り
判断するのは自分じゃなくて相手。
やからこそ怖いねん。
一緒に居て
面白くない、楽しくないと思われるのが。
それに…
「そ、そうですけど…そのですね、」
渋「何やねん」
「お、男の子と友達になった事が無くて…」
渋「は?」
ビクッとなる体。
男の子の言葉使いは
どうも慣れなくて
怖さから、つい俯く。
「あ、ご、ごめんなさい…」
渋「ビビらせて、すまん」
「……………え?」
声が重なったのにびっくりし
顔を上げれば
申し訳無さそうな表情と目が合う。
まさか謝られるとは思って無かった。