第30章 【140文字のSSのお題】②
「まさか弦一郎がデキ婚とはね・・・」
二次会を終えると、辺りはすっかり夜のネオンに包まれていて・・・
静寂を求めて住宅街の公園へと2人足を踏み入れる。
「次は俺達の番だね?」
俺の一世一代のプロボーズにキミは驚いた顔をして、それから嬉しそうにふふっと笑う。
まずは、お付き合いからでしょ?
【結婚しちゃおっか】幸村精市
「2年の切原と付き合ってんの?」
頬を染める友人の問いかけ・・・
そういう訳じゃないけど・・・そう曖昧に答える。
「じゃあさ、俺と付き合っ「お取り込み中、すみませんね〜」
突然現れた赤也くんが、私の手を引き歩き出す。
すれ違い際、彼が赤目で睨んだのを私は知らない。
先輩は、俺のなんで___
【先着順】切原赤也
「はい、どうぞ?」
コツンと置かれたマグカップを手に取り、コクンと口に含む。
ちょうど飲みたいと思ったタイミングに、ちょうど飲みやすい温度・・・
「美味しい・・・」
「僕が君のために淹れたからね」
貴方と過ごす何気ない時間が、私の最高の幸せ___
【#私君幸せを使って文章作れば性癖がわかる】不二周助