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今 夜 か ら は 。
第9章 溢れる想い。
「………寒い…」
ポツリ、と呟いた独り言。
退勤して会社を出れば
頬を突き刺すような冷たい空気。
防寒具を何もしてないから
肩を竦め、腕を組んで
身を縮こませて歩き出す。
こう寒いとさぁ…
おでん食べたくなるよね。
鍋底大根食べたい。
「(よし…帰りにコンビニ寄ろ)」
まだ体怠いから
作る気にもなんない。
かと言って
何も食べずになんて無理だし。
「あ…」
そういえば、昨日買い物した分預けたままだ。
え、どうしよう…
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