第7章 どこまでも主役になれない。
「そうやっていちゃつくのは2人の時にして貰われへんやろか?」
「い、いちゃ…!?」
「そこだけピンク色の空気出されたら虚しいやん、俺ら…それにいきなり仲良くなり過ぎやろ」
「あ、それは横で会話聞いてて俺も思った!」
「昼間もえらい仲良しでしたよ~手触ったりして」
「昨日、あの後なんかあったん~?」
なんて、ジョッキ片手に
渋谷さんの奥からニヤニヤと
私を見る大倉さん。
なんかあったんだと思う。
いや、しでかしたはず。
それが一向に思い出せなくてモヤモヤ。
(忘れてた訳じゃない)
部屋に連れ込む、とか言ってたけど…