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今 夜 か ら は 。

第4章 お鍋の日。


 「嫌ちゃうかったら聞かへんって」

 「………………」

 「ヤスが戻って来る前に、」

 「………は、はい」



ドキドキしながら
ゆっくりと立ち上がり
渋谷さんの隣へ。

その間に
私のグラスやお皿を
移動させてくれる。


そういうね
さり気ない感じの
優しさに弱いんですよ、女というのは。














 「お邪魔します…」


座椅子に座って渋谷さんを見る。
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