過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】
第1章 前編までのおさらい
*【異世(ことよ)】
ナナシが生きている世界で空と海の色が赤い以外は、
進撃世界と大差なく動植物が存在する。
ただし、住民は全員人間ではない。『妖連盟』というものが存在し、
人間には深く関わってはいけないというルールがある。
掟を破り続けているナナシに罰則が課せられるらしい。
*【五人の眷属】
ナナシに仕える五人の眷属は、ナナシが異世に不在の場合、
畑仕事したり色々家の事をやってくれている。
ナナシに拾われ助けられた刷り込みからか、
個体差はあるもののナナシにかな~り好意を寄せている。
おかん、紳士、ゴロツキ、ヤンデレ、天然という個性ある面々。
進撃世界の長時間滞在する事は不可能だが、
ヒット・アンド・アウェイは可能。
でも、それをやるとナナシに怒られるのでやらない。
ナナシに支援物資を行っている。
*【ツクモ】
ナナシに仕える五人の眷属の一人。通称:おかん。
家事を一通りこなせて、主であるナナシにも
「ダメなものはダメ!」とピシャリと言ってくる一番の古株。
金色に近い茶髪にひょろっとした長身と柔らかい物腰を持つ優男だが、
五人の眷属を束ねる武闘派でもある。
性格は温厚で、独特な口調で話す。
音や空気を振動させて攻撃するのが得意。
ナナシの為なら私情を捨てることも出来る忠誠心を持つ。