過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】
第3章 不運な男
「馬鹿か?君は。とうとう女性の区別もつかなくなったのか?」
「え?やっぱ女なの?だってナナリーがナナシは男だって・・・」
「ナナシは自分を男だと思い込んでいる女性だ!・・・間違いない」
断言したエルヴィンを見て、ナイルはあれ?と思う。
「エルヴィン・・・おまえ、ナナリーと寝た事ないって言ってたが、
裸は見たことあるのか?」
「無い」
「無い癖に、何で女だって言い切れるんだよっ!?」
がぁぁっと叫んだナイルにエルヴィンと・・・
何故かミケとハンジもしれっと答えた。
「あの柔らかい感触は間違いなく女性のものだった」
「あの胸は確実に本物だった」
「あれって絶対本物だよねぇ~」
胸を揉んだ事のある三人がそう感想を述べると、
揉んだことのないリヴァイは悔しそうに舌打ちし、
その話を聞いたナイルはポカンと口を開けた。