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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第3章 不運な男










「あー・・・何か、エルヴィンをよろしくお願いしますって
頭下げられたな。性格があんなんだから、
俺みたいな常識人がいてくれて心強いって・・・」

「嘘を吐くな、ナイル。絶対ナナシはおまえが常識人なんて
言ってないだろ?」

「言って無くても、俺にはそう聞こえたんだ!」


ミケの鋭いツッコミにグッとなりながらも反論すると、
ナイルは勢いに任せ「もう帰る!」とドアに向かった。

ドアノブに手を掛けてエルヴィンに対して捨て台詞を吐く。


「いいかエルヴィン!ナナリーがいくら子供産めないからって
絶対振るなよ!そうしたら絶交だからなっ!」



執務室内にいた四人が同時にナイルを凝視した。


四人の様子に「あ、ヤベ。何か俺余計な事言っちゃった?」と思ったが、
時既に遅くナイルはまた部屋の中央に強制連行された。






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