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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第18章 寄付してくれた婦人









「・・・おい、エルヴィンが言った事は本当か?ナナシ」

「まさか。お主達のアソコをちょん切りは・・・」

「そっちじゃねぇ!おまえ・・・エルヴィンにキス・・・したのか?」



リヴァイの問いにナナシは目を丸くしていたが、
問われた内容が頭に入ってくると気まずそうな表情をして
「失敗だった」と語った。


「人の恋愛遍歴を気にせず、良い子だから子供のような顔で
駄々をこねず団長らしく毅然としていろという意味を込めて、
頬に口付けたら・・・・襲い掛かられた。何故だ?」


人間はよく子供に対してほっぺにチューをしているだろ?
と首を傾げられ、リヴァイとミケは絶句した。


相変わらずナナシの認識がおかしい。


どうやらナナシは子供をあやす要領でエルヴィンにキスしたらしいが、
エルヴィンにしてみたら合意と思うだろう。



何て残酷な事をするんだろうか、恐ろしい・・・。



「ナナシ・・・おまえはとても危険な事をしたんだ」

「ん?」


ミケは我が子を心配する親のようにわかりやすく説明してやった。




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