• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第18章 寄付してくれた婦人













それからのエルヴィンのデレデレ振りはかなり酷かった。

ある意味エルヴィンはナナシの本心を暴く賭けに
勝ったようなものなので、寝込んでいるナナシの下に
頻繁に通い食事も手ずから食べさせようとするくらいだった。




補佐官の女とナナシを襲った四人の兵士がどうなったか
ナナシは知らないが、エルヴィン曰く
「きちんと処分を下した」そうなのでナナシが気にする必要はないだろう。


むしろ気にしてはいけない。


多分エルヴィンに詳細を聞いたら笑顔で答えてもらえるだろうが、
その答えが笑顔で聞けるものかどうかは非常に怪しい。


ナナバから微苦笑されながら「聞かない方が良いよ」と
前もって言われていた事もあって、ナナシは聞かない選択を
選んだのだった。






/ 403ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp