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my self

第32章 夢への切符





私は抱きしめられてる彼の胸から


キャンパスに目線を変えて



「大きいキャンパスは高いのに.....」


安田「これは、俺の餞別やでぇ

ほんまに頑張って欲しいからさぁ

プレゼントしたかったんや」



「安田さん.....」



私は、自分の幸せを力にして彼を力一杯に抱きしめた



安田「ゆ、ゆめちゃん、い、いたい」


「あっ、すいません」


私は恥ずかしくなり慌てて離れると


安田「意外と力持ちなんやね」


彼は悪戯っぽく笑って見せた



私は自分の気持ちをどうしていいか分からず俯くと

彼は急に私の顔に手を添えると

強引に顔を上げさせたのだ



安田「会う度に色んなゆめちゃんを

発見出来るんやねぇ」


そう言うと静かに私に唇を重ねてきました

甘い沈黙の時間


彼はそっと唇を離すと照れた顔で


安田「さて、会ったばかりやけど

今日は遅いし帰るな」



そう言うと、ゆっくりと向きを変えた

私は急いで彼の背中に抱き

自分でも驚く程に我儘になってると

思っていた



「もっと一緒にいたいです」



安田「........」



彼の背中から沈黙を受けて

しつこいから嫌われたのかもと

私の恐怖も生まれていた


私は、そっと彼から離れたのだ

馬鹿な事をしたと反省しながら


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