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my self

第28章 後悔




 それから私たちは、平穏に過ごしていた

会える時間は短かったが

私は幸せだった


キャンパスの色もどんどん増えていった

そんなある日の私は同窓会で

東京に行くことになっていた


今思ば、一言でも彼に伝えていたら

あんな事にならなかった


私は彼の優しさにずっと甘えていたのだ

それを思い知らされる事になったのでした









 今まで夢を追いかける事と

生活が忙しかったのがあって

同窓会に参加出来ずにいた私は

今回の参加にテンションも上がっていた


久しぶり旧友達に、過ぎる時間も早くて

まだまだ一緒に過ごしたいという欲望を

抑える事が出来ずに

2次会までのカラオケまで参加していた


カラオケが終わった時には日付も変わっていた



「ちょ、もう終電もなくなっちゃったよ」


「漫画喫茶で始発まで過ごす?」


友達は口々に言っていたが

一人が私に聞いて来た


「由夢は、どうするの?」


タクシーを使うとかなりの値段になるし

一人でこのまま帰る気分になれないし


「そうだなぁ.....」


私が悩んで、答えを出せずにいると


「なぁ、ちょっとええ?」


同級生の一番のモテてた彼が

私に近づ来ながら話した



「遅い時間までやってる店をしってるから

そこで始発を待たないか?」


みんなはその話を聞いて頷き始めた



私もみんなと同意見になっていた

すると彼は私の前に立つと


「まだ、さよならしたくなかたからさ」


恥ずかしそうに言ったのでした


「えっ?」


驚く私に、ニッコリと笑った


「実はさ、前から気になってたけど

俺、勇気なかったからさ

でも今日やっと会えてすごく綺麗になって驚いた」


私は突然の告白に頭がパニックになっていた

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