第22章 感謝
私は仕事が終わる更衣室に戻り
スマホを確認した
彼からの連絡が気になっていたのだ
遅刻したのか気になってたし
見るとLINEに
ちゃんと彼の通知が来ていました
《完璧に遅刻して村上君に怒られた
( ;∀;)》
私はそれを見て笑ってしまった
少し笑いながら返事を打った
《大丈夫ですか? 今度からは気を付けて下さいよ
じゃないと、もう会いませんからね(笑)》
私は少しいたずらぽく返事を返し
私は帰る支度をした
そして私は海に向かいました
海は朝の雰囲気とは変わっていた
それは海がではなく私がだと感じていた
今までは悲しい時か辛い時に来ていたが
今は幸せな気持ちで海を見ている
恋人の島も夕日に照らされて綺麗に見えてる
見ている私のカバンから通知の音が聞こえた
スマホを出して見ると
《そんな意地悪を言わんといてやぁ
(*`ω´*)》
私は微笑みながら打ち返した
《嘘ですよ、でも本当に気を付けてくださいね》
そう打つと彼の照れてる顔を想像して
送信を押した
そしてまた海の向こうの沈む夕日を見つめていた
「綺麗......」
夕日を見ながら考えていた
二人でこの海に入った時の事を思い出していた
ううん、最初から彼は私の事を助けてくれていた
会ってなかったら夢を捨ててたと思う
「こんだけ助けてても、
本人は分かってないんだろなぁ
だって安田さんだもんね」
そう呟くと私は恋人の島を見ていた
また、島が近くに見えてる自分に嬉しく
私は今の心を素直に受け止めていた