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【6月合同企画】相合い傘

第3章 銀魂/神楽





すると、大きな水溜まりには、青い空と白い雲が映っていて、その上には桜の花びらが浮かんでいた。

まるで、大空に桜が咲いているような、そんな感覚。
の顔に笑顔が戻る。

「こういう花見は初めてだな」
「そうですね」

ザアァァと風が吹いた。
水面が揺れる。
雲が流れる。
桜が舞う。

『すごい、きれいだね!』

ぎゅっと握られ、私も握り返した。
満面の笑顔と満開の桜。
来年も再来年もこういう感じで花見ができればいいなと思った。
次は、雨も降らないで温かい日差しの中でやりたい。

その後、私たちは新八が作ったお弁当を食べた。
パピーと一緒にいるからだろうか、はいつも以上にテンションが高かった。
それほど嬉しかったのだろう。

『神楽姉ちゃん』
「なにアルか?」
『来年もお花見しようね、みんなで!!』

ニシシと笑う。
私も口元を上げて

「当たり前ネ!!」

大きく頷いた。


fin.

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