• テキストサイズ

【6月合同企画】相合い傘

第2章 ハイキュー!!/及川徹





焼きもち焼きで、
拗ねるとめんどくさくて、
我がままで、自分勝手で、
俺のことを振り回すどうしようもない彼女。

だけど、
本当は優しくて、
人の痛みをちゃんと理解してて、
かわいくて、お人好しで、
どうしようもないくらい大好きな彼女。

のことを好きになった俺が悪い。
彼女に振り回されるのが嫌じゃない俺がダメなんだ。

好きになってしまったものは仕方がない。

……もしかして俺ってMなのかな?

この荷物の重さだって彼女の愛情の重さだと思えば、かわいいもんだ。
それにしては軽いけど。

「今日、母ちゃんに頼んですき焼きにしてもらおうか」
『うん!』

肩と肩をくっつけて二人仲よく帰宅。
雨は激しく降る。
と買い物袋が濡れないように配慮する。

こんなに降るとは思ってなかった。
もう少し大きめの傘を持って来ればよかったかもしれない。



家に帰る頃には、俺の右肩はびしょ濡れだったけど、
買い物袋もも濡れてなかったから、良しとしよう。




fin.



/ 42ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp