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奏でる音色

第1章 ド:桜の舞う中で


「えっと・・・貴方が明石君?」

ああ、そうか学ランやからか


「せやけど?」


「副会長が一年の明石って子よんでこいって生徒会長が言うてたのよ。ちょっと一緒に来て〜」


副会長が生徒会長が読んで来いってこの人に・・・

ややこしい。


とりあえず
龍兄が呼んでるのね






ガラガラ
「副会長〜つれてきましたよ〜〜」



「おう!ありがとな!えっと、君が明石の・・・・」

「はい。弟です」

「そうか。急で申し訳ないんやけどコレ弾ける?」

「はい?弾けますが・・・」


「さすが!!龍の弟!!!今日なんか音楽の先生がぶっ倒れたらしいんだが
校歌が弾ける奴がいなくてな;;;」


「あ〜はい。わかりました。少し音楽室をお借りしてもかまいませんか?」


「うん!いいよいいよ!渋谷!案内してやれ」

「は〜い」
っとさっき案内してくれた人が。そうか
渋谷先輩か。




「ココが、音楽室よ。好きにつかってくれていいよ!」


「ありがとうございます。渋谷先輩」

「ともでいいわよ!」

「とも先輩」

「とも」

「ともさん」

「あ〜もう、それでいいわよw
あと。貴方本当はそんなしゃべり方じゃないわよね?」


「あ〜はい。なんていうか先輩やし、敬語やし、関東やし?」


「ははっ理由になってないわよw」


「あ〜はい。まーありがとうございます。」

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