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この命、君に捧ぐ

第2章 ルカ



手首を見ると、十字架の痣。

変なの。

こんな痣、見たことない....

「ルカ...」

ふとその名前を呟く。
すると、開けてもなかったベランダからぶわっと風が吹く。

カーテンが大きく揺れる。

「えっ....」


「僕のこと、呼んだでしょ」

そこに立っていたのは、

紛れもなく彼で。

深くかぶった黒色のフードを脱ぐ。

暗闇に光る青の目に、なんだか惹きつけられているようだった。
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