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この命、君に捧ぐ
第8章 嫌がらせ
帰り際、靴箱に手紙が入っていた。
『 西城澪
今から体育館裏に来い。
来なければ羽山に矛先が向かうことになる。』
いじめとは、このことなのか。
今までのことも一種のいじめ?
そう思えば、私は馬鹿だった。
ここまでにならないときづかないなんて。
「あ、澪。今から帰るの?」
「うん、でもちょっと用事があるから。またね」
「...そう、気をつけてね」
大丈夫だよ。
私は何言われても平気だから。
ローファーを履き、私は急いで体育館裏に向かった。
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