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この命、君に捧ぐ

第8章 嫌がらせ



しかし重い。
本当は早く帰ろうと思っていたが、断る理由もなかったから受けた。

あの人たちの嫌がらせなんて世間からしたら軽いものだ。
別にどうってことない。

「澪?」

「ルカくん」

本を抱えたルカくんがこちらを見るなりニコッと微笑んで歩み寄って来た。

「探したんだよ。」

「ごめん、これ職員室に運ばなきゃ」

「僕も手伝うよ」

ルカくんはどこまでも優しい人だ。
そう思える、今日この頃。
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