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この命、君に捧ぐ

第8章 嫌がらせ



嫌がらせ、それに気づいたのはルカくんと山上くんが転校して来て一週間後だ。

物がなくなったり、ローファーに画鋲を入れられてたり。

きっとアレだ、よくある嫉妬というやつだ。


ルカくんや山上くんと仲良いからって、何ともあるわけじゃないけれど、女子にとって仲良いからこその嫉妬なのだろう。

『ちょっと西城さん、これ代わりに職員室に持ってってくれない?』

『具合悪いのよね』

「へえ、見え透いた嘘どうも。別にいいけど」

大量のプリントを奪い取るようにして取り、黙って職員室へと向かった。
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