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この命、君に捧ぐ
第6章 両親の事故死した本当の理由
「なに?僕、友達に会う約束あるんだけ....」
『特別の印。教えてやる』
ヤツは遮るようにそう言った。
特別の印?
ヤツはそれは友達や大切な人に付ける印なんだと教えてくれた。
『今から会う友達に付けるといい。』
「騙してないよね」
『もちろん』
大人は嘘つきでずるい。
こうやって子どもを使って、欲しいものを手に入れようとするんだ。
「ありがとう!」
嬉しくて僕は駆け出した。
ヤツが嬉しそうに笑ってるとも知らず、、、
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