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この命、君に捧ぐ
第20章 願い
頭の中がぐるんぐるんして気持ち悪い...
吐き気がするし...
「着いたよ☆」
「あ、うん...」
顔を上げると、そこには綺麗な桃色の桜が咲いていた。
まるで空の星が桜に変わったような。
「きれー....」
「これはルカが、植えたんだ」
ソラは懐かしむように桜の木を見る。
その視線につられ、私も桜を見る。
「ルカに、再会の場所はここだと約束したんだ」
「きっとまた会えるよね」
桜の木に触れ、私は目を閉じた。
どうか、会えますように。
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