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この命、君に捧ぐ
第3章 迎えに来たんだ
揺れる銀の髪の毛。
どうやって来たの...?
「危害は加えない。だって、まさかね。君から呼んだんだからさ」
そう言う彼は一歩も動かない。
言ってることは本当のようだ。
「覚えて、ないの?」
悲しそうに聞いてくる彼。
「覚えて、ないです....」
震える。
彼の正体が分からない恐怖で。
優しく微笑む彼の笑みも。
すべてが怪しく見える。
「会いたかった」
愛しそうに見てくる。
「迎えに来たんだ」
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