【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第25章 私利私欲のため
それから数日が経った。向こうから何か連絡があるわけでもなく、かと言ってこちらから連絡をする事も出来ずそのままズルズルと訳の分からない関係を引きずっている。
会話どころか会ってすらいない。
そして決断もまだ出ていない。
…いい加減自分の優柔不断がイラついてきた。もうこれ以上先延ばしも効かない気がしてきた。
って頭で分かってても実行に移せない。
職員室の自分の机で無意味に携帯を見つめるだけでそれ以上は何も出来ない。
というか、会って何話せばいいんだろうな。契約のこと?告白のことか?
あーダメだ。胃が痛くなってきた。
「…もうこのままじゃダメですか?」
「知るか。俺に聞くな」
横でいつもの様にジャンプを読んでいる先輩から冷たく返された。