【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第19章 暴走と葛藤
「うわ、熱上がってる」
家に着いた途端体の怠さを感じ、熱を測ると案の定風邪が悪化していた。
どうしよう、これじゃ明日も仕事行けそうもないな。けど、高杉の事も気になるし。…俺にどうこう出来る問題じゃないけど。
というか、これからちゃんと高杉と顔を合わせる事が出来るのかな。
胸がズキズキと痛む。
いや、無理だな。どんな顔して会えばいいんだ。
…つくづく勝手な人間だよなぁ俺って。ガキそのものだ。…けど、データがある以上、俺は離れる事が出来ない。…離れたくない。
散々悩んだ挙句、大事を取って明日は仕事を休ませて貰う事にした。
これ以上職場に迷惑かける訳にはいかないけど、風邪うつす訳にもいかないし。この状態で来れれた方が迷惑だろうしな。
念の為すぐにベットに横になり寝ようとしたが、なかなか寝付けなかった。