• テキストサイズ

【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第19章 暴走と葛藤





「土方と沖田の所に後で話し合いに行こう。…俺も行くから」



かなりの騒ぎになってしまったので停学処分は免れないが、今こいつにさせなくてはいけない事はこれだ。
高杉を見つめたまま笑みを作る。



「お前、何か勘違いしてるだろ」



「え?」



吐き捨てる様に言われたその台詞に思わず聞き返す。



「俺はテメーを助けたわけじゃねぇ。自分の物を他人に汚されるのが気に食わなかっただけだ」



「…そうだな。お前にとってはそうなんだと思う。けど、俺はそれでも嬉しいよ」



引きつってしまう笑みを浮かべながら頷く。
そんな事、今更言われなくても分かってる。けど、それでも心の中では高杉の行動を嬉しく感じていた。



「さっすがマゾだな。物扱いされて嬉しいのかよ。そりゃ平気で他の奴に股開くわけだ」



「違う!!」



カッとなりガタリと音を立て席から立ち上がる。

/ 331ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp