【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第19章 暴走と葛藤
「土方と沖田の所に後で話し合いに行こう。…俺も行くから」
かなりの騒ぎになってしまったので停学処分は免れないが、今こいつにさせなくてはいけない事はこれだ。
高杉を見つめたまま笑みを作る。
「お前、何か勘違いしてるだろ」
「え?」
吐き捨てる様に言われたその台詞に思わず聞き返す。
「俺はテメーを助けたわけじゃねぇ。自分の物を他人に汚されるのが気に食わなかっただけだ」
「…そうだな。お前にとってはそうなんだと思う。けど、俺はそれでも嬉しいよ」
引きつってしまう笑みを浮かべながら頷く。
そんな事、今更言われなくても分かってる。けど、それでも心の中では高杉の行動を嬉しく感じていた。
「さっすがマゾだな。物扱いされて嬉しいのかよ。そりゃ平気で他の奴に股開くわけだ」
「違う!!」
カッとなりガタリと音を立て席から立ち上がる。