第4章 復讐の加速
【原始林ステージ】
それは一言で言えばジャングルだ。
しかも時々対戦を邪魔するモブが出てくるという。
そんなステージで戦う【シルバー・クロウ】を俺はギャラリーとして見て、否、観察していた。
「やはり飛行アビリティは脅威だな....まあしかしグングニルで落とせるかもしれないしな。やろうと思えば心意で加速させるぐらいできるだろう」
どうやらタッグバトルのようで、【シルバー・クロウ】は青い装甲のデュエルアバター【シアン・パイル】と共にいた。
よし、とりあえず杉並のどのあたりにいるかは解った。
ブレインバーストをインストール出来る年齢は条件的に最高年齢でも高校一年生になる。
その条件とは二つあってまず一つは生後からニューロリンカーをつけていること、そして大脳応答が適正値であるか、だ。
一つ目の条件で高校一年生までと区切られる。
そして現在はちょうど下校時間で学校のローカルネットからグローバルネットに接続し直し学校の付近にいるであろう。
そして【シルバー・クロウ】のポップ場所の方角には中学校しかない。
つまり、【シルバー・クロウ】は中学生だということだ。
この対戦が終わった瞬間、対戦を申し込むか。
タッグバトルになるであろうが関係ない。
ひねり潰す。