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死者のいる町

第1章 プロローグ


それはー楽園のはずだった――――――


この街には死者がいて幽霊がいるのも当たり前、
そして悪い霊に、悪魔に罰を与える…
それが私たちの仕事…

過去

幼い頃牢屋に2人の少年、少女が閉じ込められた
ただ悪魔の子というだけで、ただ力が大きすぎるというだけで…



その2人の親は二年前殺されて死亡、
そしてー二人にはもう一人妹がいた
妹の名前は紗耶香、彼女は行方不明のまま見つかっていない

私が目を開けたその先には、不可解な景色が広がっていた
私たちが閉じ込められてそんなに時間は立ってないのに
知らない場所にいるようだった。


そして私たちは命じられた、
「悪魔霊を罰しろ」とその時私がもらった
魔法道具は「終焉のハサミ」大きさは縦一メートル
横五十センチくらいの大きなハサミで
人型にもなる神の魔法道具で世界に一つしかない
物凄く珍しいものだから大切に扱えと言われたことを
よく覚えている



棗がもらっていたのは、私同様に世界に一つしかない
魔法道具の聖ラグナロク夜刀神といわれる珍しいものだったような…

私の終焉のハサミは、女性の人型でよくしてくれる
棗のは人型ではなく動物型の魔法道具で、 「猫」
棗になついていた、それは、刀のような羽がついた
感じのものだった
住む家がなかったから「悪魔霊」を退治してくれと言われた
ところに住んでいる。

いつの間にかただ人と話すのが嫌になっていた、
私の想いを変えたのはー
たくさんの出会いだった。

共に笑い、共に泣き、共に歩んだあの人たちとの出会いが、
私を少しずつ変えていった…
ただ、あの人だけは違った。
「フィール」と呼ばれていた黒いフードをかぶった、
髪の白い少女…
あったことがあるような気がした。
まだ遠い、未来の出会い。
何故知っているのかはわかならい。

でも誰かが言っていた、あなたが泣いたり。怒ったり。
憎んだり。叫んだり。苦しんだり。悲しんだり。
絶望したり。決意したりすることは…
あなたが正しいことの証明にはならない。


心に残るのはいつも都合のいい
記憶ばかりだと。

私はその人が誰かは覚えていない、でも私を守ってくれていたことは覚えている
そして今から物語るのは、私たちが成長できるまでの
少し長い話。
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