第9章 第8セット
*及川side*
やっぱ烏野のリベロくんは凄いなー
中学のときも有名だったしね。
次はもっと違う人狙おう!
金「すみません、俺ひっかかってばっかで、、、」
「あの伊達工をも翻弄した烏野だからねー。まぁあの速攻捕まえる糸口は、ちょっとだけ待っててよ。多分もうすぐだから。」
金「、、、、?」
「、、、それより金田一よ、、、“影山の相棒の座”をあのチビちゃんに奪われてさぞ悔しいことだろう」
金「? いや、別に」
「いいんだいいんだ。中学時代、飛雄がお前を“あんま使えない下僕”だと思っていたとしてもな、
この及川さんがな神業速攻なんか使わなくても『金田一はちゃんと凄いんだぞ』証明してあげよう。
安心してとべ。」
金「は、はい!」
俺が、、、お前を活かしてやる、、、
そして、チビちゃんのブロックの上から金田一のスパイクが決まる。
岩ちゃんのサーブを主将くんが拾う。
少し乱れたレシーブ。
日「くれっ」
飛んだのは“普通の速攻”
「、、、、、、うん。」
これではっきりした。
「先生!先生!」
小声で先生にタイムアウトを取ってもらう。