第9章 第8セット
*優side*
1日目の試合が終わり、荷物をまとめて帰ろうとしたら、徹が地元テレビ局の取材をお願いされていた。
及「ねぇねぇ!優!監督どこいるか知らない?」
ケータイを持っていた私は
«玄関にいた。»
と打ち込み、徹に見せた。
及「ありがとねー!聞きに行ってくる☆」
と、テレビ局の人と行ってしまったので、私は一静と貴大と一緒にバスに向かっていた。
一は勇太郎たちと一緒にいる。
花「お前、岩泉と一緒にいねーの?」
松「そういや。最近話してるとこ見ねぇな」
二人にそう言われて、私は何も言えず、困ったように笑うしかなかった。
松「うまく行ってねーの?」
この言葉に私は俯くしかなかった。
そしたら
松「じゃあ、、、おれが狙っちゃうよ?」
頭をポンポンされながら言われた。
びっくりしてキョトンとしていると
花「抜け駆けずりぃから。俺だって狙ってんのに」
貴大まで言い出した。
頭が混乱したままで歩いているといつの間にかバスについていて
徹の取材も終わっていた。
及「ちょっと!まっきー、まっつん!優に近い!!離れて!!」
プンスカしながら私と貴大たちを引き剥がし、
及「優は俺の横ね!」
そう言って強引に徹の隣りに座らされ学校に帰った。