第41章 第40セット
及「これで一勝一敗だ。チョーシ乗んじゃねーぞ」
影「、、、、、乗れません」
相手校の監督たちへ挨拶を済ませベンチへ戻ってきた青城の選手たち。
入「、、、何を言おうとも、結果は結果のまま
悔しさが薄まる事も無い。
悔いの残るプレーもあるだろう。
それでも、先ずは言わせてもらいたい
よく戦った。」
そう言われた瞬間
悔しさに涙を流す者
涙を堪え唇を噛みしめる者
感情を抑える者
そして
岩泉は悔いていた。
あの時の、及川のトスを決められずに
何がエースだ、、、と。
そんな岩泉の背中を及川が叩き、続いて花巻、松川も叩いていった。
顔を上げた岩泉に涙はもう無かった。
「「「「ありがとうございました!!!」」」」
____青葉城西高校____
春高宮城代表決定戦 準決勝敗退