第29章 第28セット
*優side*
英が飲み物を買いに行っちゃってボッチで暇でプールサイドで足でぱちゃぱちゃ水蹴ってる優ちゃんですが何か。
英いないと暇だぞー。
はよ戻ってこーい。
ずっとぱちゃぱちゃしてたら後ろから肩をトントンされて、英かと思って振り向いたら
いかにもチャラそうな男がいて、とりあえず見なかったことにしてスルーした。(*^^)v
私のスルースキルは徹の相手をすることによって鍛えられてるからね。ε- (´ー`*)フッ
このくらい慣れたもんよ。
それでも懲りないナンパ男さんは私に声をかけ続けた。
他を誘えよそ他を。
もっとかわいーのいるじゃんかよ。
そんな思いも通じず、
男「一人なら俺と泳ごうよ!手取り足取り教えるよ?」ニヤニヤ
などとずっと言ってる。
下心見え見えだばかやろー。
もうちょいうまく隠しなさいっ!←
それにしてもしつこいこの男。
そろそろプールに落としてもいいかな?
あきらくーん。早く帰ってきてー。
じゃないとこの人落ちちゃうよ(笑)
男「ねーってば!シカトしないでよ!」
ガシッと肩を捕まれ、もう落とそうと決めた瞬間、
国「優?どうしたの?」
飲み物を持ちながらニコッと黒笑を浮かべた英がナンパ男の後ろに立っていた。