第28章 第27セット
*優side*
え、いま、なんて
影「俺、ずっと優さんのこと好きだったんです。
ホントは諦めようと思ったけど、でも、
つらそうにしてるアンタを放っておくなんて
俺にはできない。
俺と、付き合ってください。」
えと、あの、誰か通訳。
ずっと好きだった?
いつから?
そんなことより、返事、しなきゃ、、、
けど、私は飛雄のこと、後輩としてしか、、、
影「俺のこと、後輩としてしか見てないって知ってます。
返事も、今はしなくていいです。
でも、これから少しずつでいいんで、俺のこと、
男として見て下さい。
それで、青城に勝って、もいっかい好きだって伝えます。
そしたらその時答え下さい。」
そう言って飛雄は私の腕を手に取り
そっと優しく口づけた。
腕への口づけ。
意味は『恋慕』