第4章 第3セット
*岩泉side*
ガラガラガラ
体育館の扉が開く音がして、優が入ってきた。
烏野への報告が終わったのか、、、
「おつかr(及「ゆうーーーー!!」うるせぇ!クソ及川ぁぁあ!!」
飛ぶ勢いで抱きつきに行った及川を優は
綺麗にサッと避け、及川に残念なものを見る目を向けていた。
及「優!お願いだからそんな目で及川さんを見ないで!及川さん泣いちゃうよ!?」
優は親指を立て及川に満面の笑みでOKのサインを出した。
及「ん"な"!!」ゲーン
「ったくよぉ」
松「あいつらまーたやってらぁ」
花「懲りねーな及川も」
松「でもまぁ前みたいにぎゃーぎゃー喧嘩されるよりはマシだろ」
花「それもそうか!」
そうか。
何かいつもより静かだと思ったら前見てぇに優が言い返してねーからか。
言い返されねーのに及川だって噛み付かねえよな。
静かになって嬉しいはずなのに、
、、、何故かほんの少し寂しさを感じた。