第26章 第25セット
田中くんサーブから始まり、
Aチームの強気な攻撃に対して、B、私と大地くんが
ひたすら繋ぐ。
でも、うちは守りだけのチームじゃない。
私が後衛なら守りのチーム。
私が前衛なら、、、攻撃のチームだよ?
レシーバーの間やブロックの後ろ、ライン際を狙って点を獲っていく。
モチロン、ブロックアウトもね?
月「、、、。」ジー
ま、また見られてる、、、
月「あなた、」
は、話しかけられた!!?
月「ほんとヤなスパイク打ちますね」
心底嫌そうな顔して言われたんですケド
ワタシワルクナイヨ。
ボフッ
山「ス、スミマセン!カバーお願いします!」
澤「優!」
レシーブが乱れて私のほうにきた。
チラッと月島くんを見ると目が合ったのでAクイックのサインを出す。
一瞬目を見開いてビックリしていたけど頷きを返してきた。
素早く落下地点に入り月島くんの位置を見る。
よし。
トッ ドパッ
ボールは床に叩きつけられた。