第24章 第23セット
*愬波side*
優が辞めたって分かって
優の残したデータを見ていると
柴崎がやって来た。
柴「遅れてすみませーーん」
溝「おせーぞ。」
柴「すみません!道混んでて!」
そう言って私の隣に来て、何があったの?と聞いてきた。
「優が部活辞めたの」
そう言うと
柴「辞めちゃったんだー。
別に優ちゃんにやめて欲しかったわけじゃないのになぁ。
てか、私の言ったことどんだけ気にしてんのよww」
柴崎が発したこの言葉は、私をブチ切れさせるのに十分だった。
「あんたねぇッ!!!!!」
そしてその言葉は私の近くにいた及川にも届いたようだった。
及「柴崎ちゃん。今の言葉、どういうこと?」
柴「へ?」
まさか聞こえているとは思っていなかったのか、おかしな声を出した。
柴「べっ、別に何も?」
ここに来てごまかすか。
もう我慢の限界。ごめん優。