第24章 第23セット

*岩泉side*



読み終わったレギュラーメンバー達は静かに涙を流した。


花「んっだよこれ､､､こんなの､､､聞いてねーし」


松「俺もう抱え込んでねーし､､､お前がいたから平気だったんだっつーの」


金「優さｯ､､､」


及「直接言ってよ､､､」



優は、文章の中でさえ、俺の名前を呼ばなかった。


あいつに呼ばれないことがこんなにも苦しいことだとは思わなかった。

気づいたところでなんだって話だが。


でも、今更抜けるなんて裏切りじゃないか。


ここまでやってきたのに、なぜ今更。



花「及川。お前、気づいてたんだろ？

　辞めるかも知んねぇって。」


及「うん。なんとなく、ね。」


花「なんで止めなかったんだよ！止めてたらあいつh「無理だよ！」､､はぁ!?」


及「俺が止めてもあいつはきっと､､､」


「遅れてすみませーーん」



及川の言葉を遮りガラガラッと扉が開いて


ここで唯一遅れてきた、奏がやって来た。