第23章 第22セット
*優side*
な、、、んで、ここに、、、
松「一人になるならここだもんなー」
そう言って隣に腰を下ろした。
突然のこと過ぎて頭が追いつかない。
慌ててポケットからケータイを取り出し打ち込む
《何でここに?練習は?》
松「慌てんなって。練習なら及川に許可とってきた。あとここは、
普通なら誰も来ないところ。
んで、俺が初めてお前に本音言えたとこだろ?
そんなのも忘れたのかよw」
忘れてなんかない。
だからここに来た。
誰も来ないから。
誰にも見られたくなかったから。
なのに、なのになんで?
理由を尋ねようと一静の方を向くと
ぎゅっ、、、
えっ、、、?
なっ、、、
状況がわからず少しだけもがくと
松「いいから。
つらいこと一人で抱え込まなくていいから。
俺が傍にいてやるから。今は泣いとけよ。
柴崎のことは理由分かんねーけど、でも、
何も知らないのにいろいろ言われんのやだったよな。
今までずっと仲良くしてたのに急に態度変わって
つらかったよな。」
あの時私が言ったのと似たように話してくれてすんなり言葉が染みこんでくる。
一静は声も無く涙を流す私を背中を擦りながら泣き止むまでいてくれた。
でも、
一静、練習は!?