第22章 第21セット
*及川side*
優の分のご飯代を支払い、ファミレスを出た。
金曜から行われた合宿も今日で終わり。
練習をみっちりやった後なので、明日は休み。
何しよーっかなーなんて考えながらトボトボ歩く。
皆とはファミレス出てすぐ解散したから隣には優だけ。
優は明日どーすんのかな、、、
俺が口を開こうとしたら優がクルッとこっちを向き、ケータイの画面を見せてきた。
《明日、予定ある?》
、、、!優からお誘い!?
「な、何もないよ?」
《じゃあ今日、泊まっていかない?》
What?( ºωº )
トマル?
トマルってあのトマル?
ポンポンッ
( ゚д゚)ハッ!
《泊まるの?泊まらないの?(。-_-。)》
顔文字可愛い、、、じゃなくて!
「優パパたちは?」
《いるよ?》
デスヨネ。そんなムフフな展開期待してないよ。ウン。
《合宿のこととか色々話したいし、ダメ?》
お前はズルいよ。
俺がお前のお願い断れないの分かってるクセに。
「分かった。いいよ!母さんに言ってくるよ。」
断れない俺はホント優にベタ惚れ。